「すずめの戸締まり」の原作者は誰なの?
すずめの戸締まりの原作者は監督の新海誠さんです。
本名 新津誠(にいつ まこと)、1973年(昭和48年)2月9日生まれ
生い立ち
長野県南佐久郡小海町に生まれる。実家は1909年創業の建設会社を代々営む新津組。
3代目にあたる父親が社長に就任し、年商70億円ほどの規模に成長させた。
新海の母も絵を描いており、県の美術展に入選することもあった。
読書体験は本を読むのが好きだった母親の書棚から。
子供の時からSFや宇宙関係のものが好きで、学研の『宇宙のひみつ』や『月世界旅行』、アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフ等が愛読書で、当時まだ珍しかったパソコンを買い与えられ遊んでいた。
部活動では、小学校時代はスピードスケート部に所属。
早朝から松原湖で練習に励んでいた。
中学では男子バレーボール部部長を務めた。
高校では弓道部に所属。
大学在学中は童話サークルに所属して絵本の制作活動をした。
特別に秀でた存在ではなかったが、学級委員や生徒会といった役を押し付けられるタイプだった。
片道40分かけて通った長野県野沢北高等学校を1991年に卒業したあと上京し、埼玉県のJR武蔵浦和駅近くに居住した。
ゲーム会社時代
大学在学中に、アルバイトとして立川市のゲーム会社、日本ファルコムで働き始める。
1996年に中央大学文学部文学科国文学専攻を卒業後は、4代目として家業を継ぐための修業として、父親の紹介を受けた都内の住宅メーカーに勤める予定だったが断り、アルバイト先の日本ファルコムに正式に入社。
ゲーム開発部門への配属を希望したが叶わず、創業者加藤正幸会長直轄のチームで、ロールプレイングゲームのパッケージ制作を担当し、キャッチコピーやパッケージビジュアルの作成、画像の選定などを行った。同社のパソコンゲーム『英雄伝説 ガガーブトリロジー』『イースIIエターナル』などのオープニングムービーを制作する。
その傍らで業務のためパソコンで本格的に絵を描くようになったことをきっかけに自主制作アニメーションを制作するようになる。
1998年に『遠い世界』でeAT’98にて特別賞を、2000年に『彼女と彼女の猫』でプロジェクトチームDoGA主催の第12回CGアニメコンテストでグランプリを獲得した。
会社員時代は、夜中に帰宅したあと午前3時頃までアニメーション制作を行い、6時に起床し出社するというような生活を送っていたが、2001年初夏の頃に5年間勤めた日本ファルコムを退社。
退社したひとつの理由として、「日本ファルコムで作っていた映像がファンタジー世界であり、自分が暮らしている世界はそれとは全く別。自分の生活に密接したものを表現したかったから。」と述べている。
クリエイター時代
日本ファルコム退社直後にアダルトゲームブランド・minoriから依頼を受け、同ブランドのデビュー作『BITTERSWEET FOOLS』のオープニングアニメーションを制作。
以降、2008年までminori制作のゲーム5作品でオープニングアニメーションを担当した。
2002年9月にサブカルチャー誌『新現実』創刊号に短編漫画作品「塔のむこう」を掲載。
さらに2003年、NHK『みんなのうた』でオンエアされた「笑顔」(歌:岩崎宏美)のアニメーションを担当。
アニメーション制作品
2002年 『ほしのこえ』(デジタルアニメーション 短編)
2004年 『雲のむこう、約束の場所』(劇場用アニメーション映画:長編)
2007年 『秒速5センチメートル』 (短編3本の連作)
2011年 『星を追う子ども』(劇場用アニメーション映画:長編)
2013年 『言の葉の庭』(劇場用アニメーション映画:中編)
2016年 『君の名は。』(劇場用アニメーション映画:長編)
2019年 『天気の子』(劇場用アニメーション映画:長編)
2022年 『すずめの戸締まり』(劇場用アニメーション映画:長編)
新海誠の家族
新海誠さんの奥様は、舞台・映画女優の三坂 知絵子さん。
お嬢様は、子役で活躍中の新津ちせさん。
奥様の知絵子さんは、早稲田大学出身で、東大大学院に進学した高学歴の女優さんです。
スゴイですね!